転職活動前に準備すべきこと:実体験に基づく準備ガイド

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転職活動や準備って何をすればいいの?

当たり前ですが、学校では教えてくれませんし、ネットには『アフィリエイト目的で、すぐ転職サイト・エージェントへ誘導する記事』ばかりで、

実際に転職活動をして書いた記事すくねぇ~
転職ブログ、猫も杓子もG○○klyをオススメするやんけ……役に立たね~~~

と、転職活動初期にそうイライラした経験があるため、転職活動中に「これ準備しておけばよかったな」と実際に感じたことを、皆さんにお伝えします。(余談ですが、どのサイトも同じことしか書いていない判子記事ばかりになるのは、転職関連のアフィリエイトの単価がいいからっぽいですね)

この記事は具体的な全体の進め方や流れ、スケジュールといった基礎的な情報は書いていません。個人差が激しいため、私のn = 1では何の参考にもならないからです。大手転職サイトが作成している記事、そちらを参考にした方が役立つと思います。

※以下の記事は100%主観しかない私の転職活動体験記です。似た境遇の方や活字中毒者、時間のある方は読んでみてください。

※後日追加予定

この記事でわかること
  • 転職活動を始める「前」に、本当に転職すべきかを見極める重要性
  • 転職活動をする「前」に、何を準備すべきか
  • 在職中にこっそり進めるべき具体的な準備事項(メール、有給、年収アップ、人間関係など)
  • 「そこまでしなくていい」準備

注意:この記事は個人の体験に基づいています
本記事は、筆者(私)が2025年に東京都内で転職活動を行った際の体験談をもとに執筆しています。

そのため、時期・地方によっては、必要な準備が異なる場合もあります。
あくまで一つの参考事例として、読んでいただければ幸いです。

目次

転職活動の準備をする前に

初めに、

あなた

今の職場なんてくそくらえ! 絶対に転職してやるからな!!

と考えている方は、次の『転職活動前に準備すること・物』のセクションまで飛んでください。このセクションは、

あなた

・なんか、今の職場合わないかもな~
・みんな転職してるし、自分もしちゃおうかな……

という人向けです。あと、周りに流されやすい方や人間関係に悩んで転職を考えている方も読んでほしいです。

本当に転職したいか?

本当に転職したいですか?

現職が嫌になりすぎて『転職』が手段ではなく目的になっていないかどうか、確認したほうがいいでしょう。

なぜかというと、転職関連のサービスは「ユーザーに転職してもらうことで儲けが発生する仕組み」なため、あなたをあの手この手で転職させようとその気にさせます。特に近年は「転職活動をする」ことと「転職する」ことは別物だとして、自己分析や情報収集、はたまた、応募をして面接を受けよう!と推奨する動きもあります。

強く転職を考えていなかったのに流されて、「こんなはずじゃなかった……」と後悔しないためにも、早い段階で以下の点を明確にすることから始めましょう。

  • なぜ転職したいのか
  • 今の職場ではその転職理由は解消できないか
  • 転職して実現したいことはあるか

上記のように、自身の価値観や将来像を紙に書き出すなどして客観視することが重要です。

また、転職活動中100%聞かれる質問に「転職理由は?」があります。企業からすると転職理由が不明瞭=自社の志望理由も不明瞭ということになりますので、本当の理由が何であれ、『なぜ転職したいか?』を明確にしておくといいでしょう。

転職理由が人間関係の場合

職場でいじめられているとか、精神的に病みそうな場合は、さっさと転職でいいんですが、単純にそりが合わない人がいるとか、同僚と仲良くなれないのような人間関係が理由の場合はちょっと待ってほしいです。

職場にいる人間全員がいい人なんて、超大手企業であっても無いと思います。どの職場も大体1人はカスな奴は存在しますし、他人にとってはいい人でも自分にとってはクソなんてことはザラにあるので、転職先でも人間関係で悩むことを繰り返すことになりがちです。

相手に過度な期待をせず、価値観が合わないことを受け入れることも大切でしょう。転職の前に、自身のコミュニケーションスタイルや人間関係の捉え方を見直す機会にすることもできます。

転職活動前に準備するといいこと・物

ここから本題です。見落としがちだけれど「転職活動前に準備しておけばよかったな」と感じたことをご紹介します。

1. 転職活動・転職フェア用のメールアドレスの作成

「転職フェアに参加する前に揃えておきたい持ち物・準備事項」の記事でも書きましたが、普段使っているメールアドレスとは別に、転職活動・転職フェア専用のメールアドレスを作成することをお勧めします。特に転職フェアに参加するなら、これは絶対に作った方がいいでしょう。

なぜなら、企業・エージェントからのスカウトメールや連絡のやりとりが、個人のプライベートなメールボックスや現職関連のメールに埋もれるのを防ぐためです。これにより、企業の重要な連絡を見落とすことなく、転職活動におけるコミュニケーションを効率的に管理できます。

特にITエンジニアの方で「type転職フェア」のようなスカウトメール制度を導入しているイベントに参加される場合、専用メールアドレスの作成は必須とも言えます。企業からのスカウトが多数届く可能性があるため、これらを一元的に管理できる環境を整えておくことが、機会損失を防ぐ上で非常に重要となります。

ドメインはどこがいいか

キャリアメール(携帯電話会社が提供するメールアドレス)ではなく、Gmailのようなフリーメールサービスを利用することをお勧めします。

キャリアメールは、通信キャリアを変更した際に利用できなくなる可能性があり、また企業からの重要なメールが迷惑メールとして認識され、連絡が届かないリスクがあるからです。

2. 有給休暇を貯めておく(※在職中の転職の場合)

基本的に面接は転職先の勤務時間に実施されることが多いため、有給休暇が残っていないと、満足のいく転職活動ができなくなる恐れがあります。

自分または志望先のどちらかがシフト制なら融通が利きますが、お互いが『土日祝日完全週休二日制』の場合は詰みます。そのため、最低でも志望企業数+1日の有給休暇は残しておいたほうがいいと感じました。

もしくは、面接日を1日に集約する等の力業で乗り切ることも可能です。ただ、この方法は自分のスケジューリング能力が試されるため、転職エージェントを利用するのをオススメします。

またこれは余談ですが、法令遵守している企業なら退職時に貯まっている有給を消化できるはずなので、学生ぶりの長期休暇を楽しむために貯めておくのも手ではないかと思います。

3. 年収を上げておく

転職したいな、と考えるタイミングなんて未来予知できないことは重々承知の上ですが、転職する前年度の年収を上げておくのをオススメします。

なぜなら、日本では以下の理由から前職の年収を考慮してオファーを出すことが往々にしてあるからです。(営業職や技術職。特に経験者採用の場合に顕著です)

  • 給与体系への適合
    • 採用する人材が自社の給与規定に沿った年収で働くことができるかを事前に確認するため。(※前職の方が高すぎると不満から早期離職の恐れがあると受け取られるため)
  • 市場価値の判断
    • 前職の年収は、応募者のスキルや経験が市場でどのように評価されているかの目安になるため。
  • 給与交渉の妥当性
    • 転職希望者が提示する希望年収が、前職の年収と比較して妥当かどうかを判断するため。

前職の年収が低ければ、転職先の年収も低くなる可能性が高くなります。もちろん虚偽の報告は絶対にダメなため、いかに転職前に年収を上げておくかがカギになります。

※くれぐれも嘘はつかないようにしましょう。提出する源泉徴収票でバレます。

余談:私の場合

ここからは体験談になりますが、転職する前年度、

  • プロジェクトが燃え大変だったが、結果的に残業代がマシマシになった。
  • 暇だったため資格を取得しまくり、資格報酬手当+その評価による賞与が増えた。

上記の結果から、本来の年収から70万円ほど上げた状態で転職活動をしたため、嘘をつかずに大幅に年収を上げることができました。(自分でもせこい方法だなと思いますが、決して嘘はついていないんでね。嘘は)

4. 最低2人、職場の人と交流しておく(特に外資系企業に転職したい場合)

理由はリファレンスチェックを頼める人を確保するためです。最近では日系大手企業でも制度を導入するケースは増えています。

「転職するからどうでもいいや」と今の職場での交流をおろそかにしていると、リファレンスチェックがあった場合に誰にも頼めなくなる可能性があります。上司や同僚など、自分のことをよく知り、好印象を持ってもらっている人物を2~3名推薦できるくらいには、表面上だけでも要領よくやっておきましょう。

※私の場合は前職がSES事業しかやっていない企業だったこともあり、上司・同僚と仲良くなる機会が少なかったため詰みかけました。(これもSESのクソな面……)

5. 数値化しやすいキャリアを作成する

営業職の場合は評価軸に明確な数値があるので職務経歴書の作成が楽ですが、技術職や事務職はいざ作成! となった場合、『何書けばええねん状態』になります。目標管理の立て方に困る職種の人に当てはまるのではないでしょうか。

「分かりやすい(数値)評価が無ければ作ればいいじゃない!」 ということで、転職前に数値化できる仕事を無理やりにでも担当しておくことをオススメします。

あいまいな『このプロジェクトでここ担当しました』よりは『担当した箇所で○○の成果を出したことで○○%工程を削減できました』の方が相手に好印象を与えられます。また、面接時に数値に関する質問をされる可能性が高くなるため、対策にもなります。

6. 自分の性格や行動パターンを知る

昨今、転職活動の方法は一つではありません。転職エージェントの利用、転職サイトでの直接応募、SNSやヘッドハンティング、転職フェアへの参加など、様々な方法があります。

成功への近道は、「自分に合った転職方法を選ぶこと」です。そのためには、まず「自分の性格や行動パターン」を客観的に把握することが重要になります。

例えば、あなたは「計画的にコツコツ進めたいタイプ」ですか?それとも「締め切りが迫ってから本気を出すタイプ」でしょうか?「他人にリードされたい」ですか、それとも「自分のペースで進めたい」ですか?

このように、ご自身の特性を理解することで、数ある転職手法の中から、あなたにとって最も効果的でストレスの少ないアプローチを見つけることができます。活動初期に、時間を有効活用するためにも、ある程度『自分に合ったやり方』を見つけることをオススメします。

私の場合、転職活動し始めのころに転職エージェントを使っていたのですが、途中で「生殺与奪の権を他人に握らせたくない」と気付いたため、活動方法を変えました。結構な回り道をしてしまいました。

転職活動前にそこまで準備しなくてもいいこと・物

転職活動前に準備をしたものの、そこまで準備しなくてもよかったこともありました。

1. 詳細な職務経歴書

「この企業しか受けない!」という場合以外は、完璧に詳細な職務経歴書を最初から作り込む必要はありません。まずは雛型だけ作成しておくのがおすすめです。そして、以下の欄は応募先ごとにアピールポイントをカスタマイズする方法を取りましょう。

  • 担当業務(プロジェクト)とその成果
  • 自己PR
  • (欄にあれば)趣味・特技……など

例えば、一例ですが営業職では『交渉力、プレゼンテーション能力』が、事務職では『サポート力・正確性』が重視されるスキルです。また、ITエンジニア職で例えるなら、社内SEとSIerの求人では刺さるスキルが異なります。

自分が該当スキルを持っていても、それを上手くアピールできなければ宝の持ち腐れです。相手が真に欲しいスキルを推測して職務経歴書をカスタマイズしましょう。

趣味・特技をカスタマイズする必要ある?

ある。必須じゃないけど、職種によって会話の取っ掛かりになるからオススメする。

外回りの営業職で趣味欄が『読書・ゲーム』だけの人よりは、『読書・ゲーム・山登り』の方が「こいつ体力無いかもな」と思われる確率が下がり、受かる確率も上がるんじゃないでしょうか。知らんけど。(くれぐれも嘘の趣味・特技は書かないでください。入社後にサークル・部活に誘われたりとかで困る羽目になります)

※これは体験談になりますが、応募先の企業がスポンサーについているスポーツが趣味の場合、コミュニケーションの糸口になります。私はオンラインの面接後に計30分位その話題で盛り上がりました。少しは合格の一助になったのではないかと今では思います。

2.スーツなどのビジネスアイテムの購入

面接で着用するスーツやビジネスアイテムは、清潔感があり、サイズが合っていれば問題ありません。新しく揃える必要はありません(さすがに一切持っていなければ買ったほうがいいとは思いますが……)

最近は『カジュアルな服装でお越しください』と案内がある場合もあります。この場合、そもそもスーツである必要がないということです。カジュアルな服装で問題ありません。※ここで案内と異なり、カジュアルな服装という理由で落とす企業はクソです。そういう企業はオススメしません。

まとめ

この記事では、私が転職活動中に「やっておけばよかった」と感じた準備と、「そこまで完璧にしなくても大丈夫」なことなど、すべて実体験に基づいてお伝えしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。入念な準備を通じて、あなたの転職が実り多きものとなることを願っています。頑張ってください!

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